2022/01/04 VultrのDDOS Protectionが東京リージョンでも利用可能になっていたので更新

2022/06/07 LinodeでFirewallが利用可能に、VultrでGPUが利用可能になっていた、LinodeのブロックストレージがNVMeに変更され高速になっていたので更新

それぞれ東京リージョンのものについて触れます。

料金比較は長くなるので下の方に書いておきました

Vultrのメリット

  • Windowsが利用可能(ライセンス料がかかるため料金は倍近くなります)
  • Firewallの設定で送信元にCloudflareを指定可能(Linodeでは手動)
  • プライベートネットワークを複数に分割可能
  • CPUの性能がLinodeより僅かに高め
  • Snapshot機能があり、簡単にバックアップを取得可能(2021/10から有料化)
  • 日本語の情報がlinodeより多く(古いものもそこそこ混じっているものの)存在する
  • Bare Metalが利用可能(Tokyoリージョン含む)
  • AMD, Intelを指定したHigh Performanceプランが利用可能
  • 1/20GPUから借りる事ができ、性能が必要ない場合は安く済む($90/month, $0.134/hr~)

Linodeのメリット

  • ネットワークの速度がVultrより速いことが多い(inは全プラン上限40Gbps)
  • DDoS保護が無料で付属(VultrはDDoS保護は$10のオプションで10Gbpsまで)
  • Vultrよりサーバーを停止されにくい
  • 転送量を複数のサーバーでまとめてカウントしてくれるため、2台以上あり、転送量が偏ったときに上限に到達しにくくなる
  • GPUを利用可能
  • ディスク容量をVolumeを利用することで増やすことが可能(NVMeに変更後高速になりました)
  • プランの変更が上位のものだけではなく、下位のものや別の種類に変更することが可能
  • CPU/Disk IO/トラフィックに応じてアラートを出すことが可能

長期間安定して動かすかIPアドレスが直接外から見える状態にする用途(ゲームのマルチ用のサーバー等)で使うならLinode、一時的に使う、Cloudflare等でIPアドレスを隠せるのであればVultrといった使い分けができそうです。

Vultrは無料のDDoS保護はありませんが、DDoS攻撃を受けた場合ネットワークから一時的に遮断される程度の対応なので、国内のVPSよりは安心して使うことは可能です。

また、VultrのHigh Performanceは1vCPU,1GBで$6ですが、転送量が2TBと他より多く割り当てられています。

2020/02/27時点のものです

Vultr 通常のプラン

料金 RAM vCPU ストレージ 転送量 その他
$2.5 512MB 1 10GB 500GB IPv6のみ
$3.5 512MB 1 10GB 500GB
$5 1024MB 1 25GB 1TB
$10 2GB 1 55GB 2TB
$20 4GB 2 80GB 3TB
$40 8GB 4 160GB 4TB
$80 16GB 6 320GB 5TB
$160 32GB 8 640GB 6TB
$320 64GB 16 1280GB 10TB
$640 96GB 24 1600GB 15TB

Linode Nanode/Standard

料金 RAM vCPU ストレージ 転送量 その他
$5 1GB 1 25GB 1TB Nanode
$10 2GB 1 50GB 2TB
$20 4GB 2 80GB 4TB
$40 8GB 4 160GB 5TB
$80 16GB 6 320GB 8TB
$160 32GB 8 640GB 16TB
$320 64GB 16 1280GB 20TB
$480 96GB 20 1920GB 20TB
$640 128GB 24 2560GB 20TB
$960 192GB 32 3840GB 20TB