PX-S1UD/PX-Q1UD+Ubuntu 20.04で録画鯖構築
Intel NUCで録画鯖を構築したときの手順です。
Minakurun+EPGStation(+MySQL)でDockerは利用しません。
このPCにはPCIeが無くUSB接続である必要があるため安定性の高いと言われるPT3やDD Max M4は使えませんが、小さく省電力なのでサーバー用に購入しました。
PX-Q1UDは中身はPX-S1UD*4なので今の価格であれば2ch以上同時に録画/視聴予定があるのであればPX-Q1UDの方が安くなります。(安定性はS1UDの方が上に感じました、どちらも使用していると多少発熱します)
2021/05/08 追記
PX-Q1UDの方が本体が大型のため、ヒートシンク等を貼り付けての冷却が行いやすいように思います。
また、PX-Q1Udは価格が時期によって1万円~1万5千円程度で変動しているようなので、タイミングによってはPX-S1UDとの境が3chになる場合があります。
必要なもの
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PX-S1UDもしくはPX-Q1UD
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Ubuntu 20.04をインス トールしたPC
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B-CASの読めるLinux対応のカードリーダー(接触型でマイナンバーカード対応であればB-CASカードも読める可能性が高いです。また、Linux非対応と書かれていても普通に認識するものも多いです)
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その他接続に必要なアンテナケーブル等
前提
環境に合わせて読み替えてください
操作するアカウントはrootアカウントではなく、sudoが使用可能なもの
チューナー、カードリーダー等は接続済み
EPGStationのインストール先は~/programs/EPGStation/
~/programsフォルダーが存在する(mkdir ~/programsで作成)
ffmpeg,ffprobeのインストール先は/usr/bin/ffmpeg /usr/bin/ffprobeとします。(which ffmpegでインストール先の確認を行えます)
サーバーのIPアドレスは192.168.100.10とし、ファイアウォール等で使用するポートが閉じられていない
DBのポートはデフォルト、DB名、ユーザー名はepgstation、パスワードはpass(適当にランダムな文字列にでも置き換えてください)
依存関係のインストール
EPGStationの要求するnodejsのバージョンは^14.6.0(14.6.0<=,<15.0.0)
、Mirakurunの要求するnodejsのバージョンは^10.15.0 < 11 || ^12 || ^14なのでnodejsは14を導入します。
また、ffmpegのビルドは行わないため、必要とするライブラ リ等あれば以下のインストールからffmpegを削除し、ビルドを行ってください。
#nodejsのインストール
curl -sL https://deb.nodesource.com/setup_14.x | sudo -E bash -
sudo apt get -y nodejs
#その他のインストール
sudo apt install -y ffmpeg pcscd libpcsclite-dev libccid libdvbv5-dev pcsc-tools cmake g++ autoconf automake dvb-tools mariadb-server build-essential git
B-CASの確認
pscs_scan